日本とはまだまだレベルの差があると言われている韓国競馬ですが、その賞金体系はどうなっているのでしょうか。KRA公式サイトに掲載されている施行計画から現在の賞金を紹介します。

韓国競馬の賞金体系

基本的に5着まで。コリアカップ・コリアスプリントについては10着まで賞金が出ます。
※基本的にレースの賞金のみ。
コリアカップの賞金総額は16億ウォン(約1億6,700万円)・優勝賞金は8億ウォン(約8,350万円)。コリアスプリントは総額14億ウォン(約1億4,650万円)・優勝賞金は7億ウォン(約7,300万円)です。
同時期の日本の重賞と比較すると、盛岡の南部杯(G1)が7,500万円、船橋の日本テレビ盃(G2)が4,000万円なので、現状の相手関係を考えると期待値はコリアカップ・コリアスプリントの方が上という状態です。
その他のレースはグレードによって固定で、G1は優勝賞金5億5,000万ウォン(約5,750万円)。日本でいえばG2中盤、日経新春杯・目黒記念・アルゼンチン共和国杯くらいの賞金感です。
下に目を向けると、最下級クラス6の1着賞金は1,650万ウォン(約170万円)、1個上のクラス5で2,475万ウォン(約260万円)。南関東のC3クラスが1着80万円、C2クラスが100万円~150万円(選抜で180万円~200万円)なので、南関東のほぼ2倍の賞金感と言って問題ありません。
このため、日韓の騎手短期免許取得は圧倒的に日本→韓国が多いのが現状。現在は高知の上田将司騎手が釜山で騎乗しています(2024年2月~12月の予定も2025年も延長して騎乗中)。
過去には上野翔、青木芳之、内田利雄、山本茜、宮下瞳、岡部誠、倉兼育康、楢崎功祐、西村栄喜、嬉勝則、米倉知、畑中信司、加藤利征など多くの騎手が韓国へ渡航。
一方で、韓国から日本に短期免許で遠征した騎手は、2025年現在2010年4月~7月に荒尾で騎乗した朴在鎬(박재호、Park Jaeho、パク・ゼホ)元騎手が唯一です。3カ月で52戦し3勝を挙げました。
なお、朴騎手は2021年に調教師に転身。2月現在で通算47勝を挙げています。

コメント