【韓国競馬】韓国競馬の重賞を日本の重賞に例えて理解しよう~古馬短距離路線編

韓国競馬

こちらの記事の古馬短距離路線編です。

古馬短距離路線の重賞競走

2月:世界日報杯(세계일보배)L、ソウル1200m ※内国産馬限定

韓国で一年で最初に行われる重賞競走です。内国産馬限定のリステッドとはいえ2022年には大統領杯を制したラオンファースト、2020年には同じく大統領杯勝ち馬のシムジャンギコドン、2018年には前年のダービー馬ファイナルボスが勝っており決してレベルは低くありません。日本でいえばシルクロードステークスや東京新聞杯あたりに相当するでしょうか。

3月:釜山日報杯(부산일보배)G3、釜山1200m
4月:SBSスポーツスプリント(SBS스포츠 스프린트)G3、ソウル1200m
5月:ソウル馬主協会長杯(서울마주협회장배)G2、ソウル1200m

この3レースが春のスプリンターシリーズ三冠です。それぞれ1カ月ずつ間が空いており、どちらかと言えば夏のサマースプリントシリーズの方が例えやすくはありますが格は全く違います。
5月のソウル馬主協会長杯がスプリント路線の春の最大目標で、これが高松宮記念に相当。その前の釜山日報杯、SBSスポーツスプリントは阪急杯、オーシャンステークスあたりになるでしょうか。この2レースもメンバーとしては京王杯スプリングカップくらいのレベルにはあると思いますが。

6月:オーナーズカップ(Owners’ Cup)G3、釜山1600m

韓国ではマイル重賞が非常に貴重です。このオーナーズカップ以外は同時期の牝馬限定G3・KNN杯と、春の三冠第1戦・KRAカップマイル/ルナステークスの計4レースしかありません。したがって、このレースが自動的に日本の安田記念に相当します。

9月:コリアスプリント(코리아스프린트)G1(国際G3)、ソウル1200m

コリアカップ同様、ここがスプリント路線の最大目標。日本ではこの手の短距離版ジャパンカップと言えるレースが存在しないため、感覚としてはスプリンターズステークスとJBCスプリントを混ぜたような感じです。2019年の勝ち馬・ブルーチッパーはここを足掛かりに、ブリーダーズカップダートマイルで3着の大健闘を見せました。

10月:国際新聞杯(국제신문배)G3、釜山1400m

短距離戦線の秋の総決算がここ。自動的にマイルチャンピオンシップに相当するレースになります。

※11月:KRAスプリント(KRA 스프린트)L(R80以下)、ソウル/釜山1200m

今年から創設されたリステッド競走×2。とはいえ、R80以下(クラス2以下)なので文字通りの準重賞です。グランプリデーとはいえこれを阪神カップに相当させるのはいくらなんでも…。無理やり例えるならラピスラズリステークス、リゲルステークスあたりになるんじゃないですかね。

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