今週の韓国競馬情報(8/22~24)です。
8/24 ソウル11R クラス1(2000m)
コリアカップ前ということで、頭数も8頭と手ごろでメンバーもやや手薄。ここ3戦、同条件のクラス1で1・2・1着と好走している6강풍마 (GANGPUNGMA・カンプンマ)と、平場クラス1では常に上位争いを演じる8블랙벨트 (BLACK BELT・ブラックベルト)が人気を集めそうです。
8/24 釜山慶南5R クラス4(1200m)
父スマートファルコン・母エムオープラチナの日本産馬・스마트샤말 (SMART SHAMAL・スマートシャマル)が初勝利を目指して出走します。ここまでは8戦して未勝利。前回7月11日のレースでは2着に入っており、善戦が期待されます。

コリアカップ・コリアスプリント2週間前登録馬
コリアカップ

コリアカップの2週間前登録馬は7頭。ここに日本のディクテオン・ドゥラエレーデ・ラムジェット、香港のチェンチェングローリーが加わり、本番は11頭の想定です。既報の通り、靭帯炎を発症した글로벌히트 (GLOBAL HIT・グローバルヒット)は回避となりました。
地元馬2トップはKRAカップクラシックでそのグローバルヒットを下した석세스백파 (SUCCESS BAEKPA・サクセスベクパ)と、今年の中距離重賞を2・2・2・3着としている스피드영 (SPEED YOUNG・スピードヤング)。4歳馬の그레이트위너 (GREAT WINNER・グレートウィナー)は昨年の農林畜産食品部長官杯5着の後、クラス3から7戦5勝の好成績を収めている上がり馬です。
テスタマッタ産駒の스타마타 (STAR MATTA)は末脚を活かす形でどこまで。昨年までは最強クラスの一角を占めていた투혼의반석 (TUHONUI BANSEOK・トゥオニバンソク)は完全にピークアウト感があり上位までは…という感じです。
しかしそれにしても、ソウルのG1なのに釜山所属馬が6頭・ソウル所属馬が1頭という構成は…。唯一のソウル・섬싱로스트 (SOMETHING LOST・サムシングロスト)も1200mを主戦場としている馬なので(なぜこっちに登録してきた?)、実質釜山VS日本・香港という構図になってしまっています。

コリアスプリント

コリアスプリントは11頭が登録。ここに日本のサンライズホーク・タガノビューティー・チカッパ、香港のセルフインプルーブメントを加えた15頭の想定です。
大注目はやはり今年のスプリンターシリーズ三冠を達成した빈체로카발로 (VINCERO CAVALLO・ヴィンチェロカヴァロ)。昨年はクラス2の身で挑み6着でしたが、今年は堂々地元代表として出走します。
それに加え、今年の二冠馬오아시스블루 (OASIS BLUE・オアシスブルー)が照準をこちらに定めてきました。1200m戦は昨年の金海市長杯(1着入線失格)以来となりますが、2000mで伸びきれなかった前走の内容を見て、1800mよりはスプリントに適性があると判断したようです。
それ以外では今年のスプリント三冠を3・3・5着とした블랙맘바 (BLACK MAMBA・ブラックマンバ)、すんなり逃げるとしぶとい슈퍼피니시 (SUPER FINISH・スーパーフィニッシュ)、SBSスポーツスプリントで2着に入り健在をアピールした블랙머스크 (BLACK MUSK・ブラックムスク)、オーナーズカップ2着でスプリント戦線に戻ってくる디스파이트윈 (DESPITE WIN・ディスパイトウィン)と、こちらは実力馬が多数顔をそろえています。

それ以外の話題
コリアカップ前日にはソウル競馬場で、各国競馬統括団体との交換競走が行われます。「JRAトロフィー」は7R、内国産・外国産混合の1800m戦です。
レース | レース名 | 距離 | 条件 |
4R | SPPLトロフィー | 1200m | 内国産 オープン |
5R | RC-KZNトロフィー | 1700m | 内国産 オープン |
6R | SLTCトロフィー | 1400m | 内国産 オープン |
7R | JRAトロフィー | 1800m | 内外混合 オープン |
8R | OSAFトロフィー | 1200m | 内外混合 牝馬限定 オープン |
SPPLはシンガポール発売公社、RC-KZNは南アフリカ、SLTCはマレーシア、OSAFは南米の競馬統括団体となります。登録馬を見渡してみると、JRAトロフィーにはRT81以上のクラス1馬が3頭登録しており、1レースだけややレースレベルが抜けている印象です。
当サイトでは、この後コリアカップ・コリアスプリントの展望をお伝えしますのでどうぞお楽しみに。
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