【韓国競輪】過去のグランプリ優勝者・全成績

韓国競輪

韓国競輪では日本同様、年末にグランプリが開催されます(出場条件・トーナメント等は日本と全く違いますが)。このページでは、過去のグランプリ全成績と関連する数字を少しだけ紹介します。

なお、2005年までは「オールスター戦」として開催されていました。

韓国競輪グランプリ過去全成績

優勝回数ランキング

主な優勝選手紹介

優勝回数最多は「競輪皇帝」チョン・ジョンジン(20期)の5回。2015年春ごろから急激に成績を伸ばし、翌2016年~2019年まで4連覇。2010年代後半の絶対王者として君臨しました。その後、イム・チェビンの台頭で王座からは陥落しましたが、2022年にそのイム・チェビンの連勝を89で止めると共に、5回目のグランプリ制覇を果たしました。

その次は3回制覇した選手が3名。まずは現最強選手のイム・チェビン(25期)。アマチュア時代から2014年アジア大会チームスプリント優勝など華々しい成績を挙げていましたが、2020年のデビューから勝ちまくり、翌2021年にデビュー2年目で初優勝。翌2022年こそチョン・ジョンジンに後れを取りましたが、2023年・2024年は後続を寄せ付けない走りで圧勝。名実共に最強の名をほしいままにしています。

そして他に3回優勝したのはどちらも韓国競輪史にその名を残す2名。チョ・ホソン(11期)はアマチュア時代から主にポイントレースで国際的に活躍していましたが、プロ転向し2004年にデビュー。課題だった短距離への適応を克服し、2005年~2007年にグランプリ3連覇、通算勝率90%オーバー(260戦236勝、通算90.8%)という成績を残しました。その後は2008年のグランプリを2着に敗れたのを最後に、2012年のロンドン五輪を目指してプロとしては引退しました。

ホン・ソッカン(8期)は1994年広島・1998年バンコクアジア大会でチームパシュート2連覇。2001年のデビュー後もすぐに頭角を現し、2002年・2003年とグランプリを連覇。その後も2000年代の韓国競輪を席巻し、大賞競輪(日本のG1に相当)通算15勝の実績を残すと共に、2008年には3度目のグランプリ制覇を果たしました(チョ・ホソンのグランプリ4連覇を阻止したのもこのレース)。一線級から退いた後も活躍は続き、2016年には韓国競輪史上初となる通算500勝を達成しました。

あと日本のファンにもその名を知られているのがイ・ミョンヒョン(16期)。チョ・ホソンの引退後、しばらく混沌としていた最強争いを2011年に平定。同年は大賞競輪通算6勝とタイトルをほぼ総なめにし、翌年もグランプリを含む大賞4勝を挙げました。2012年3月には伊東温泉で行われた日韓対抗戦競輪に参戦。初日に稲垣裕之らを豪快な捲りで5車身突き放し、日本のファンに鮮烈な印象を与えました。

なお、グランプリ最多出走回数を誇るのはいずれの選手でもなく、最高成績が2着3回のキム・ミンチョル(8期)。大賞競輪通算6勝を挙げた他、2013年・2015年には日韓対抗戦競輪を連覇した名選手ですが、グランプリには9回出場しここまで優勝に手が届いていません。

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