今週の韓国競輪は第33回。通常通り光明でS級決勝戦が行われるほか、昌原で開設記念大賞競輪決勝が開催されます。

昌原4R 昌原競輪開設記念大賞競輪 S級決勝

いつも通り2イム・チェビンと6チョン・ジョンジンの一騎打ちが予想されますが、連勝で勝ち上がったイム・チェビンに対し、チョン・ジョンジンは準決勝で4キム・オクチョルの先捲りを捕らえられず2着に敗れるという波乱。仕上がりには若干の差があるのかもしれません。機動力上位はイム・チェビンとキム・オクチョルで、それ以外の選手はどちらかというと追い込み型。6月の理事長杯競輪王中王戦のように、イム・チェビンが先に捲ってそれをチョン・ジョンジンが直線どこまで差し込めるか。理事長杯は踏む距離が長くなったイム・チェビンをチョン・ジョンジンが差し切りましたが、今回は果たしてどうでしょうか。
光明16R S級決勝

2キム・ヒョンワン、5イム・ジェヨン、7キム・ヨンスは今年初のS級決勝進出。実力はかなり接近しており読みにくい構成です。先行で力を発揮する6キム・テボムに対し、(2日目の一般戦は勝ち上がりに関係ないとはいえ)唯一連勝で勝ち上がった1チョ・ヨンファン、28期では最速でS級に昇級した実力の持ち主でもある3ソン・ジェヨンがどこまで差し込めるかという人気になりそうです。
昌原・釜山の特別競輪開催時はややこしい
なおこれは昌原・釜山で特別競輪が開催される際によくあることなのですが、当日の昌原の競輪開催は6R制で行われます。しかし、メインのS級決勝は4R。昌原では1R(S級)の発走時刻が11:20で、その後2R11:43→3R12:06と続いていきますが、3Rの次に5R・6R(B級)を実施し、その後約4時間後の17:06に昌原4Rを実施するのです。メインとなる昌原4Rを全国発売競走とするために、光明12R(A級決勝)と光明13R(S級)の間に実施するのですが、昌原現地で観戦しているファンにとっては6R→4Rの間が4時間空くうえ、3Rの次に5Rが実施されるので大きな混乱を招きそうです。とはいえ、この形式はここ数年続いているので、もはや昌原・釜山のファンは慣れたものなのかもしれません。
釜山オンラインレース開催中
また、8/8~9/28の釜山競輪場では、夜間のオンライン発売レース(日本のミッドナイト競輪のようなもの)を開催しています。18:42に発走する光明16R終了後、釜山4Rを19:07、5Rを19:32、6Rを19:57に発走するもので、「SMART M」という釜山競輪が開発した競輪投票アプリのようなもので発売するようです。
無観客開催なのかどうかは分かりませんが、とりあえず夜に開催する、ネット投票を強く押しているという点で、日本のミッドナイト競輪に通じるものが多い開催です。

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