【韓国競馬・名馬】「甦る100年の名馬たち」11位以下の成績一覧 Vol.1

韓国競馬

こちらの記事で紹介した韓国競馬の名馬人気投票トップ10に、惜しくも入らなかった11位以下の馬をこちらにまとめておきます。
と思ったのですが、予想以上に投票対象が多かったのでいくつかに分けて投稿します。

参考動画:「다시 뛰는 명마 100투더 트랙」
[10대명마X가상경주] 드디어 10대 명마 확정! 이제 남은 건?

11位…감동의바다(GAMDONGUIBADA、カンドンギバダ) ※牝馬

通算43戦15勝。2012年、藤井勘一郎騎手を背にグランプリを優勝。3歳牝馬のグランプリ制覇は1990年の가속도(KA SHOCK DO、カソクド)以来22年ぶり2頭目だった。その後も2014年のトゥクソム杯、慶尚南道知事杯、2015年の釜山広域市長杯などグレードレース5勝を含む重賞8勝を挙げた。

12位…파워블레이드(POWER BLADE、パワーブレード)

13位…제이에스홀드(J.S.HOLD、ジェイエスホールド)

三冠馬の記事で取り上げているのでこちらを参照。

14位…다함께(TAHAMKKE、タハムッケ)

通算39戦23勝。2001年のグランプリを制し、翌2002年も重賞2勝を挙げた。

15位…신세대(SIN SE DAE、シンセデ)

通算78戦43勝。通算重賞優勝は4勝だが、1998年のグランプリ優勝後も11歳まで走り、韓国競馬史上最多勝利馬としてその名を残している。

16位…루나(LUNA、ルナ) ※牝馬

通算33戦13勝。脚に先天的な障害を抱えていたがそれを乗り越え、2005年・2006年の慶尚南道知事杯を制した。豪快な追い込み脚質でも人気を博し、引退後はドキュメンタリー番組や本馬をモデルにした映画(챔프(チャンプ)、邦題:奇跡のジョッキー)が製作された他、トリプルティアラ第1戦・ルナステークスにその名を残している。

17位…터프윈(TOUGH WIN、タフウィン)

通算44戦24勝。2010年、2011年ソウル年度代表馬。2011年のグランプリを制し、同期のミスターパークタンデブルペと幾多の名勝負を繰り広げた。

18位…문학치프(MOONHAK CHIEF、ムナクチーフ)

通算40戦14勝。2019年、韓国調教馬として初めてコリアカップを優勝した。同年グランプリも制し、満場一致で年度代表馬に選出。

19位…라온더파이터(RAON THE FIGHTER、ラオンザファイター)

通算19戦15勝・2着4回と連対率100%の成績を残した、2020年代の韓国を代表する1頭。2022年のG1・2戦(コリアカップ・グランプリ)はいずれもウィナーズマンの前に敗れたが、通算重賞5勝、1200m~2300mまでこなす万能さで鮮烈な印象を残した。昨年4月に引退し、種牡馬入り。

20位…청담도끼(CHEONGDAM DOKKI、チョンダムトッキ)

通算39戦18勝。G1制覇には届かなかったが、2018年のステイヤーシリーズ三冠(当時:ヘラルド経済杯・YTN杯・釜山広域市長杯)を完全優勝。パワーブレード、クリーンアップジョイ、トリプルナイン、ムナクチーフなどの強豪と互角以上に渡り合った。

21位…블루치퍼(BLUE CHIPPER、ブルーチッパー)

通算22戦10勝。2019年、韓国調教馬として初めてコリアスプリントを優勝。同年遠征したブリーダーズカップダートマイルで3着に入る大健闘を見せた。

22位…차돌(CHA DOL、チャドル)

通算71戦26勝。1989年にグランプリを含む重賞3勝を挙げたが、そのグランプリはなんと67キロという酷量を背負っての優勝だった他、ソウル競馬場が現在の果川市に移転してから初のグランプリ開催を飾ったことでも知られている。

23位…고대산 (KO DAE SAN、コデサン)

通算64戦17勝。1993年の무궁화배(ムグンファ杯=コリアンダービーの前身)など重賞を2勝。ピークはこの年までで、1994年以降は4年でわずか1勝にとどまった。

24位…지금이순간 (JIGEUM I SUNGAN、チグミスンガン)

通算25戦13勝。父イングランディーレの代表産駒。2012年のコリアンダービーを制し、種牡馬としても2021年大統領杯優勝の심장의고동(SIMJANGUI GODONG、シムジャンギコドン)を輩出、史上初めて親子での韓国産G1制覇を果たした。

25位…풀그림(P’ULGEURIM、プルグリム)

通算20戦13勝。1997年のグランプリの他、重賞を4勝。5歳デビューと非常に遅咲きだったが、そのデビュー年にグランプリ優勝という珍しい記録を残している。

26位…섭서디(SUBSIDY、サブシディ)

通算37戦18勝。2005年のグランプリ優勝。通算37戦中最低着順は6着、33戦で掲示板確保の堅実派だった。

27位…실버울프(SILVER WOLF、シルバーウルフ) ※牝馬

通算37戦17勝。グレードレース7勝を含む重賞11勝は韓国史上最多記録。2019年には7歳にして重賞5連勝という離れ業を果たし、2代目果川の女帝(初代はカソクドと言われる)と称された。

28位…심장의고동(SIMJANGUI GODONG、シムジャンギコドン)

通算49戦11勝。チグミスンガンの項でも触れたので詳細は省くが、8歳まで走って昨年引退。

29位…스마티문학 (SMARTY MOONHAK、スマーティムナク)

通算14戦9勝。韓国競馬史に残る早熟の天才と言われる。重賞勝ちはないが、2011年に5戦4勝の戦績を残すと、2歳の身で当時出走可能だったグランプリに出走し、タフウィン、ミスターパークに次ぐ3着に健闘。翌年も4連勝の後釜山広域市長杯でタンデブルペの2着としたが、その後屈腱炎を発症し、2013年は1勝を挙げたのみで引退した。

30位…히트예감(HIT YEGAM、ヒットイェガム)

通算27戦10勝。2021年にKRAカップマイルをレコード勝ちすると、コリアンダービー2着・農林畜産食品部長官杯1着の成績で二冠を達成。3歳までの評価は위너스맨(WINNER’S MAN、ウィナーズマン)より上だったが、4歳以降は急激に成績を落としわずか1勝にとどまった。

Vol.2に続きます。

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